歯科医院における財務諸表(決算書)の基礎PART2『貸借対照表(BS、バランスシート)』

投稿日: カテゴリー: 歯科経営

はじめに

経営者たるもの、会計・財務諸表の基礎知識を最低限持っていないと、正直話になりません。

財務諸表とは、“損益計算書”と“貸借対照表”の、大きく分けて2つあります。

今回は「財務諸表の基礎PART2」ということで、歯科医院における貸借対照表について詳しく見ていきます。

 

動画でご覧になる方はこちら

 

前回のおさらい

どうもこんにちは。

歯科専門の経営コンサルタント、朴智弘でございます。

今日はですね、前回の動画に引き続きましてですね、“財務諸表の基礎PART2”、このようなテーマでお話していきたいと思います。

 

早速なんですけども、前回の動画では財務諸表、具体的には“損益計算書”と“貸借対照表”の2つなんですけども、この内の1つ、上側の“損益計算書”について具体的にお話しました。

歯科医院における財務諸表(決算書)の基礎PART1『損益計算書(PL)』

今回の動画ではですね、下の“貸借対照表”について詳しく説明していきたいと思います。

 

財務諸表の貸借対照表の概要-“負債”とは

早速なんですが、貸借対照表っていうのは表にするとこんな感じになります。

正直これを見ただけでは何も分かんないと思うんですけども、まずですね、注目していただきたいのが、右側の“負債”と“純資産”です。

この右側の“負債”、“純資産”って何を表しているのかと言いますと、クリニックを経営する為にですね、

 

「どういう手段でお金を集めたか」

 

これを表しているのが右側の“負債”、“純資産”になります。

もっと細かく説明しますとですね、まず右側の上側、“負債”に関してですが、これは“他人資本”とも言われてまして、例えば「銀行からお金を借りる」とかそういった形でですね、

 

「他の人に用意してもらったお金」

 

これが全部、“負債”、“他人資本”という所に乗っかってきます。

 

財務諸表の貸借対照表の概要-“純資産”とは

逆にですね、下の“純資産”というのはですね、“自己資本”とも言われてまして。

例えば「開業の時に用意していた自分の貯金」であったりとか。

あるいは既に何年か経営しているような歯医者さんですと、過去に例えば利益を出していたとすると、「過去の利益も自分で用意した(作った)お金」という形になりますので、そういったものは全部、この“自己資本”、“純資産”というところに乗っかってきます。

 

なので、そういった形で、「銀行からお金を借りる」なり、「自分で用意する」なりで、

 

「どういった手段でお金を集めたか」

 

っていうのが全部右側で表現されているわけです。

 

財務諸表の貸借対照表の概要-“資産”とは

残りの左側の“資産”、これは何を表しているのかと言いますとですね、この右側で集めたお金をですね、

 

「どういう風に使ったか」

 

これが左側の資産でわかるわけなんですけども。

 

例えばその集めたお金を、「現金のままそのまま残しておく」というパターンもあると思います。

あるいはその集めたお金で「医薬品を買いました」とか、あるいは「ユニットチェアを買いました」とか色々あるんですけども。

そういったかたちで、どういった所にどれだけお金を使ったかっていうのが、“資産”の部分でわかるわけなんですよね。

 

実はですね、貸借対照表から派生してですね、歯医者さんにおける経営の本質という所をお話するんですけども。

歯医者さんの経営というのはですね、要するに、この左側の“資産”っていうのを、「有効活用してから医業利益と経常利益をいかに大きな黒字にしていくか」、これがですね、歯医者さんにおける経営の本質になるんです。

 

なので、そういった点から考えるとですね、資産の部を細かく分析する事によって、要するにお金の使い方が上手いかどうかなんですけども、将来の利益になるような形で、「ちゃんとお金を使っているか」、「投資をしているか」どうか、もっと言えば「投資が上手いか」どうか、この辺を資産の部を見ると判断出来るわけなんですよ。

 

なので、前回の損益計算書ももちろんそうなんですけども、この2つの財務諸表というのはですね、経営判断する上ではすごく参考になる情報になるので、この辺はですね、ぜひ最低限見れる様になった方がいいんじゃないかなと思っています。

 

財務諸表、2つの注意ポイント

ただですね、こちら2つ注意ポイントがありましてですね。

あくまで“財務諸表”というのはですね、“過去の活動を数値化”しただけなんですよ。

 

なので、「今とか将来の姿を数値化して表している訳では無い」、という所が1つ注意ポイントです。

後は、あくまで“自院の状況を数値化”しただけで、競合さんの状況というのは、この財務諸表には乗っかっていないんですよね。

これが2つ目の注意ポイントになります。

 

なのでですね、特に会計が好き・得意な税理士さんに多いんですけども、この“財務諸表の数値だけを見てから、何かしらの経営判断を下すというのはすごい危険な考え方”なんですよね。

 

例えばさっきも言った通りですね、あくまで過去の状況を数値化しただけですので、

例えば去年赤字を出したからといって、今年が赤字になるとは限らないじゃないですか。

でも、その財務諸表だけを信じてしまうとですね、「今年も赤字になる」という所を前提に、何かしらの経営判断をするという形になっちゃいますので、そういう風に財務諸表の数値だけを見て判断するとですね、「経営判断を誤るリスクというのがすごい高い」んですよね。

 

なので、「競合の状況」であったりとか、あるいは過去とは違って「どういう所に投資しているか」とか、そういう部分もちゃんと頭に入れてから、経営判断をしていく必要があります。

ぜひですね、「“財務諸表”だけで物事を判断する」というのは、そういった間違った考え方は捨てていただきたいなと思っております。

 

では、今日は以上になります。

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